Scientific Boxing

国内、海外のボクシング界の状況や試合の観戦記などを絶対的主観で書き綴るブログ

観戦記~IBOライト級~


ファン・ディアス vs マイケル・カチディス
試合結果:ディアス判定勝ち

●分析~ディアスの場合~
基本的にパンチ力の無い選手だが、意識は強く打とうとする傾向が強い。
ガードを高い位置でしっかりとしてる割には体重を前に置いて体の ” しない ” と回転を
利かせたストレート、フック、アッパーと打つ。 「 あ゛っ、あ゛っ 」 とか声上げながら。
しかし、相手にダメージ与える程ではないのは下記による。
・その高いガード故に右ストレートはチョップ気味になり、良い打ち方の効果が半減する。
・速いフックの連打は長い距離で打つ事があるのでナックルが返らない。
・左ボディアッパーはキレを重点に置くからか当たる前に戻しの動作を始めているので
 相手の腹の表面をパァーンと叩くだけで、内臓をえぐっていない。
しかしながら上記のスタイルであるが故に王者になった選手であり、あまり強く打つ
スタイルを追求しすぎると長所をスポイルしてしまう。

●分析~カチディスの場合~
がっしりとした背中を一枚の壁に見立て、その壁から出る腕によるパンチを速射砲
のように連打するボクシングは豪の偉大な先輩ジェフ・フェネックを彷彿させる。
一発のパンチ自体と回転力はフェネックのそれに近い所にあるかも知れないが前に
出るパワーと脚が無い。
相手は非力なクラウチングスタイルなので下がるともっと非力になると思われたが、
その相手と足を止めて共に自身の好きな距離で打ち合う事になる。
そうなると、よりクレバーな相手の方が優勢になる ( なると言うより ” なった ” ) 。
左をダラリと下げるし、よく顔を変形させるのでディフェンスが悪いように感じるが、
ロングでもショートでもよく動き体の位置を変えられる。
今後、一線で戦うには絶対的な武器みたいのが必要になると思われる。
フィジカルが強く、パンチもあるので見つけられるとは思うが。